病気はどこから来るの?人生体験に潜む病気の種。

※本記事は独自の理論に基づいてお話をしてまいります。


私たちはなぜ病気になってしまうのか

近年、「どうして病気になるのか」ということについて、議論されることが一般的には少ないように思います。確かに、一般的な病院では病気になる根本の原因についてあまり触れることがありません。


食事、運動、人間関係など、これらの中に病の要因が潜んでいることが多いものですが、実際には「病気は突然やってくる、薬を飲めば治る、病巣は切除すれば治る」という誤った意識をもたれている方も多いようです。


身体が弱っていく、あるいは病気になる原因が生活の中にあると考えた場合、症状を治めるための治療を施すだけではなく、病気になってしまう根っこの要因を改善しなければ、同じような形で再発、あるいは違う病態として発症してしまうため「何度も繰り返し病を罹ってしまう」などの現象が起きてしまいます。「○○が治ったと思ったら、今度は○○に罹ってしまった」というような話、よくありますよね。

体調が長らく悪いと言う方には、それなりの理由が存在しているのです。


こういった問題を根本から改善するためには、「どうして身体が悪くなってしまったのだろう」ということを、皆さん自身で考えてみることが大切です。不摂生はなかったか、身体に悪いものを継続的に摂取していないか、対人関係における強いフラストレーション、何度も繰り返し考えてしまうような悩み事を抱えていないか、中にはご本人もすっかり忘れてしまっているような「幼少期の心の傷、心残り」などが強い影響を与えていることもあります。


ご自身のプライベート、これまでの人生体験の中に潜む「隠された問題」を明るみに出すこと、その問題を解消していくことによって、身体の治癒作業を根本から進めていくことができるのです。


私たちが育む病の種とは

「病気は、私たちに生き方を変えるよう知らせてくれている」といった旨の発言を行った著名人も少なくありません。


今、国内では様々な病に罹患される方が増えていると聞きますが、もしかしたら「新たな生き方をするように」と、誰かが知らせてくれているのかもしれません。

繰り返しますが、病の多くは突然降って湧いてくるものではありません。日々の生活、あるいはこれまでの人生体験の中に「病気の種」があるのです。たとえ原因が食品添加物や重金属などの有害物質であったとしても、それを摂取するかしないか、あるいは排出させるための努力を行うか行わないかは、全てご自身で選択することができますよね。


多くの場合、病の種が芽吹くか芽吹かないか、あるいは芽吹いた後の対応も、自分の力でコントロールすることができます。そこでは、少し意識を変えてみることがポイントです。


意識を変えるとは?

例えば、病を患った時は医師やヒーラー等に全てを委ねるのではなく、ご自身で主体的に治療を行っていこうとする前向きな気持ちが大切です。病が発症するに至ったキッカケは何か、どうすれば改善するのか等、手助けしてくださる方と密にコミュニケーションを取りながら治療を重ねていくことで、「自分の力で心身をコントロールすることができる」という体感を積み重ねることができます。

病になった原因が自分の中にもあることを受け入れ、意識や行動を変えることによってその要因を解消する。この一連のプロセスを経ることで、初めて「根本から病を解消する」ことができるのではないかと思います。また、これによって「病の種、あるいは芽」を摘んだと言い換えることができるでしょう。


多くの治療家は、皆さんが「病気を治そうとする力」に手を添え、手助けをしているに過ぎません。そのためにも、各々が新たな事実を知り、受け入れることは皆さんの意識を変えることに役立ちます。

自己暗示によって瞬間的に症状が改善されることがありますが、それほど「意識の力」は大きいのです。


不要なイメージを手放すことも有益です

また、過去に受け取ったことのある「自身にとって不要な情報」などを手放すことも大切です。例えば、周りの方から「あなたは○○だよね」と、何らかのイメージを想起させる言葉を向けられたとします。その言葉をあなたが受け入れた時、あなた自身に言葉の作用が少なからず生じます。それがポジティブなものであれば良いでしょうが、ネガティブなものであった場合は「自身にマイナスの影響」が生じるのです。


つまり、周囲から与えられた言葉・評価は、最終的にあなた自身がしっかりと選別を行い、取捨選択をしていく必要があると考えるのです。しかし、若い頃からそのような選択のできる方はなかなかおらず、多くの方が「過去、周囲から与えられたネガティブな情報」を少なからず、持ったまま生きています。自身にとって不要な「ネガティブなセルフイメージ、世界観」を持っていることにもし気付いたなら、上手に手放してあげることが大切です。


同時に、現実と乖離した情報、偏った知識、思想、常識なども私たちの可能性を狭めてしまいます。例えば、「病気は医師と相談を行い、薬や手術で治すもの」といった考えも、一度手放してしまえば、あなたは全く違う方法を探し、なんとか治そうとするでしょう。そう考えてみると、もしかしたら一般的に常識と呼ばれる「暗黙のルール」の外側にこそ、様々な可能性や未来が広がっているのかもしれません。自分自身を「情報・記憶レベル」においてクリアな状態に近づけ、自分自身にとって、よりよい選択ができるように、気を付けていきたい所ですね。